FC町田ゼルビアは10月28日、ホーム町田市立陸上競技場でFC岐阜と対戦する。今季のJ2公式戦は残り3試合。「絶対残留」へ町田の意地を見せられるか、正念場を迎える。
「絶対に勝たなければいけない試合」(アルディレス監督)だった前節の愛媛FC戦を落とした町田。試合後、同監督が「ナーバスだった」と繰り返したように、ミスが多く町田の持ち味であるパスサッカーを展開できなかった。
J2は今年からJFLへの降格制度が導入された。JFL首位のV・ファーレン長崎がこのまま勝ち進むと、Jリーグ創設以来初めて、J2最下位のチームがJFLに降格する可能性が高い。町田はリーグ終了時点で最下位を脱するために、まず1勝が必要だ。
愛媛戦の終了後、スタンドでは声援と罵声が飛び交った。ゴール裏では、サポーターグループが選手に励ましの言葉を投げかけた。選手は握手やサインをしながら、勝利への気持ちを表した。町田をJ2に引き上げたランコ・ポポヴィッチ前監督(現FC東京監督)も試合後、選手を励ました。
「残り3試合、勝つことを信じて応援する」と私設応援団「ロスクンバンチェロス」代表の工藤さんは力を込める。
「あきらめるつもりはない。難しい3試合だが、勝つための準備をしていく。日曜は選手が100%以上の力を出すと確信している」とアルディレス監督。
キックオフは13時。