日本フットボールリーグ(JFL)の開幕戦が公表され、FC町田ゼルビアは3月10日、ホーム町田市立陸上競技場で福島ユナイテッドFCと対戦することが決まった。
ゼルビアは元日本代表の秋田豊さんを新監督に迎え、「どんな環境でも勝てるチームづくり」に取り組む。トップチーム26人のうち新加入選手は14人。攻撃陣のメンバーが大きく入れ替わった。
JFL所属Y.S.C.Cとのトレーニングマッチ(2月2日)では、町田JFC出身のルーキーFW齋藤翔太選手(山梨学院大学付属高校)が持ち味のスピードを生かしたプレーでゴールを決めて勝利。AC長野パルセイロから移籍したMF向慎一選手がプレースキッカーを担った。
「出だしは緊張したが結果を出せて満足している」と齋藤選手。「ボールを持っていないときの動きが課題。監督には試合前、ディフェンス面の指示を受けたが体が動かなかった」と試合を振り返った。
ボランチのボジションで前線へのパスを供給した庄司悦大選手は「攻撃の起点となるように今の3倍くらいボールが集まるようにしたい」と課題を明かす。
ゼルビアは2月11日より宮崎市などで11日間のキャンプを行う。秋田監督は「JFLを戦うためのベースをつくりたい。いろいろな戦術を試すともに、フィジカル面で遅れている選手のコンディションを上げる」と話す。
キャンプ中は、天皇杯で対戦したガンバ大阪とのトレーニングマッチも予定する。「現状を確かめるためにも試合ができるのはありがたい。選手にもモチベーションになる」とも。
JFL第2節は3月16日、相模原麻溝公園競技場でSC相模原と対戦する。