日本フットボールリーグ(JFL)第4節が3月31日、相模原麻溝公園競技場で行われ、SC相模原が栃木ウーヴァFCに2対0で勝利した。観客数は1,035人。
相模原は開幕から強豪AC長野パルセイロとFC町田ゼルビアに連敗したが、前節のアウェーで今シーズン昇格した「同期」の福島ユナイテッドFCに2対1で念願のJFL初勝利。対する栃木は昨年JFL最下位。開幕2連敗後、前節のホームで町田と引き分けている。
試合前半は、ロングボールを多用する栃木に対し、相模原はしっかりとした守備を見せつつ、徐々にペースをつかみかけたが両チームとも無得点。後半65分、相模原は右サイドを突破した天野恒太選手からのパスをゴール前に飛び出した松本祐樹選手が合わせて先制。82分には相手キーパーがゴールエリア外に飛び出したところを菅野哲也選手がロングシュート。クロスバーに跳ね返されたボールが相手選手に当たってゴールに吸い込まれる。相模原が2点目を決めて勝利した。
試合後、相模原の木村哲昌監督は「前半は我慢の時間が多かった。後半、松本の先制ゴールでチームがペースをつかみ、勢いがついた。ディフェンス陣が無失点で抑えられたことは収穫。2点目は、菅野の周りを見るスキルとチャレンジを評価したい。ペースが相模原に来ていたからこそ、(ループシュートという)チャレンジができたのだと思う」と振り返った。
試合前日、相模原はホニ・ソウザ選手とウイリアンス選手(ともにClube Atletico Alagoinhas所属)の移籍加入を発表した。今年1月に横浜F・マリノスに移籍したファビオ・アギアール選手に続くブラジル国籍の選手。両選手はハーフタイムに自分の持ち味などを自己紹介した。木村監督は「これから調整するが、ホニ選手はセンターバック、ウイリアンス選手はトップ下か左フォワードを考えている」と明かした。
相模原の次のホームゲームは4月7日、ホンダロックSCと対戦する。