町田・芹ヶ谷公園内(町田市原町田5)に(仮称)国際工芸美術館を整備することが、4月15日に開かれた町田市経営会議で決まった。既設の町田市立国際版画美術館と合わせて、同公園がアートの拠点になる。
新美術館には、市立博物館所蔵の全国有数のコレクションであるガラス、東南アジア陶磁、大津絵など美術工芸部門の資料を展示する。施設の延べ床面積は3000平方メートルを想定。
市の博物館施設は、施設の老朽化や狭隘(きょうあい)化、人材の不足、アクセスの悪さなどが課題となっていた。町田市は2010年度に検討を始め、昨年度、「新しい博物館の基本構想」を策定。その内容を受け、経営会議で開設を承認した。版画美術館との「美術ゾーン」形成で文化芸術都市としてのイメージづくりを進める。
本年度より、有識者で構成する委員会で美術館の機能、設備、運営などを検討し、基本計画を策定。ワークショップやパブリックコメントで市民意見を聴取する。開館は2018年度を予定。