小惑星探査機「はやぶさ」の帰還日となる6月13日、JAXA相模原キャンパスの玄関口、JR淵野辺駅に宇宙をテーマにした看板「ギャラクシーパネル」が設置された。
同9日から始まった「相模原はやぶさウィーク」イベントの一環。設置されたパネルは、松本零士さん作「銀河の旅2012」、 小山宙哉さん作「宇宙兄弟」、池下章裕氏さん作「はやぶさ・はやぶさ2」の3枚。
パネルの除幕式には、松本零士さん、的川泰宣JAXA宇宙科学研究所名誉教授、加山俊夫相模原市長、JR東日本横浜支社長らが出席。的川名誉教授は「未来を目指す相模原キャンパスは新しいものにあふれている。日本は新しいものを作る気風が減っているが、新興政令市である相模原市の新しい都市をつくろうとする試みに期待している」とあいさつ。
川口淳一郎・JAXA教授は「淵野辺は若い人が多い街。パネルを通じて思いを伝えたい。これを機に横浜線快速も停めてもらいたい」とユーモアを交えてパネルの感想を述べた。
松本さんは「宇宙への夢がどんなに幸せをもたらしてくれるのか実感してきた。絵を描かせていただき幸せ。一人一人の夢が全人類の未来を支える。元気に頑張ってほしい」と呼び掛けた。