温浴施設の運営を手掛ける湯快生活(文京区)は3月20日、スーパー銭湯「やまとの湯・相模原店」(相模原市南区鵜野森1)の営業を4月29日に終了すると発表した。
不動産事業などを手掛ける大和システム(2010年倒産)が10年前に開業した同施設。2011年に企業再生事業を行うスピードパートナーズの子会社である同社が運営を継承していた。営業終了の理由について同社窓口は「詳しいことは説明できないが、種々の契約関係の終了。今後の施設の運営については未定」と話す。
同店は、敷地内の地下1400メートルからくみ上げた天然温泉を加温して使用。黒湯のナトリウム塩化物・炭酸水素塩温泉で、ぬるぬる感のある穏やかな泉質が特徴。町田駅、相模大野駅の両駅から至近の施設としてファミリーから高齢者まで幅広い利用客を集めている。
同施設を週に1、2回利用しているという相模原市在住の70代男性は「突然のことで驚いている。営業終了はとても残念」と話す。未使用分の回数券やプリペイドカードは営業終了後、同社で払い戻しを受け付けるという。
わらび店(埼玉県蕨市)、狭山店(埼玉県狭山市)、安芸府中店(広島県安芸郡)、学園前店(奈良県奈良市)も同日、営業を終了する。