江戸時代前期(17世紀前半)~19世紀にかけて誕生した陶器の特徴を生かし、子どもと大学生が制作した絵画が現在、町田市立博物館(町田市本町田)に展示されている。
「古武雄(こだけお)展」の関連企画。古武雄は、江戸時代、肥前・武雄地域で誕生した様式美の陶器。斬新で迫力ある文様や鮮やかな色使いは「江戸のモダニズム」と称される。
展示は、玉川大学芸術学部・町田市立金井小学校・同館の3者による教育連携の一環で5年前から始まった。今年は、古武雄にモダンアートと同様の描画技法が使われていることを踏まえ、同大メディア・デザイン学科生が小学生でも簡単に楽しく描けるプログラム「はじけろ!みんなで虹色あそび」を企画・運営した。
参加した子どもたちからは「とても楽しかった、もっとやりたい」「最初は緊張していたけど、お兄さんお姉さんがいたので楽しくできた」など、好評だったという。
同館学芸員の矢島律子さんは「学生と一緒にできるから、子どもはリラックスして自分のやりたいことをできたのではないか。これからもこの企画を続けていきたい」と話す。
開館時間は9時~16時30分。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料は一般300円。作品展示は7月13日まで。古武雄展は8月31日まで。