J3リーグ第13節が5月24日、町田市立陸上競技場で行われ、FC町田ゼルビアは首位のレノファ山口FCに1対0で勝利した。入場者数は3132人。
今季J3初参入ながら圧倒的な得点力で首位を独走する山口と4位・町田との6年半ぶりの公式戦。勝ち点差は「11」、町田にとって優勝するために負けられない試合。
両チームの気迫がぶつかる激しい攻防が90分を通じて繰り広げられた。町田に所属していた山口のFW岸田和人が鋭い出足で何度もゴールをおびやかす。町田もMF重松健太郎やリ・ハンジェが遠目から惜しいシュートを放つ。後半開始早々、町田のMF鈴木崇文が大竹隆人からのパスを豪快に蹴りこみ先制。その後、山口の猛攻を凌いで勝ち点差を8に縮めた。
「町田の気迫が負けた一番の原因」と山口の上野展裕監督。「(元町田の)庄司や岸田も悔しいはず。次の対戦で勝てるように練習したい」と話す。
町田の相馬直樹監督は「勝てないことで自信を失っていたが、首位を相手にこのようなゲームができたことは大きい。選手は心の持ち方で結果が変わるということが分かったのではないか」などと振り返った。
今節で全チームがひと通り対戦する第1クールが終了した。町田は3位に浮上。SC相模原はY.S.C.C.横浜に勝利し、勝ち点差で町田と並ぶ4位につけた。
町田の次のホームゲームは6月7日、現在2位のAC長野パルセイロと対戦する。