色鮮やかな生き物を紹介する「イロトリドリの世界」展が9月16日より、「相模川ふれあい科学館アクアリウムさがみはら」(相模原市中央区水郷田名1)で開かれる。
生き物たちの体色は、天敵にできるだけ見つからないように、生息環境にあわせて周囲に溶け込むよう、比較的地味な色合いのものが多いと思われているが、中には遠くからでもすぐに見つけられてしまうほど、いつも色鮮やかな体色の生き物がいることに着目した企画。体色の持つ意味や役割を、生体展示だけでなくオリジナルで制作した参加型展示を交えて紹介する。
会場には、深海に生息する生き物には赤い体色をしたものが多い理由(保護色)を実体験できる、暗い海底を模したブースや、毒を持つ生き物とその体色をまねることで天敵から身を守る生き物を比較解説する(警告色)展示などを展開。小さな子どもも楽しめる、色に関する絵本や玩具が体験できるキッズコーナーも設置する。
生体展示は、魚類、甲殻類、両生類など計21種。「特に、両生類のヤドクガエル4種は、小型だが色鮮やかでおすすめ。色への興味が『いろいろ』広がれば」と広報担当者。
開催時間は9時30分~16時30分。月曜休館(祝日の場合は開館)。入館料は、高校生以上=390円、小・中学生=130円、65歳以上=190円、幼児無料。12月4日まで。