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古物百貨店「A.T.P」相模原から町田に移転 古民家を全面改装

店の外観

店の外観

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 アンティーク家具や雑貨、ジャンクなどを販売する古物百貨店「ALL TOMORROW'S PARTIES」(町田市金森東1、TEL 042-865-1380)が5月17日、町田街道沿いに移転オープンした。

店内の様子

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 ロックバンド「ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の曲名に由来し、「ヴンダーカンマー(驚異の部屋)」の世界観で、独特な商品を取り揃える同店。テナント契約終了に伴い、15年営業した相模原から町田に移転した。店舗面積は約50坪。店舗併用長屋の構造や素材感を生かして改装。裏庭には、家具などの大型商品を展示する倉庫と2台分の駐車場を備える。

 吹き抜け空間でつながった2フロアの店内には、家具や雑貨、食器、照明、絵画、彫刻、家電、古材など多種多様な商品をテーマ別に陳列。「店舗面積が3割減ったので、以前より展示商品を絞り込んだ。ネットオークションで整備されたデータには載っていない、価値の定まっていない商品を多く扱う」と代表の富岡栄二さん。商品の見せ方や店の雰囲気などで差別化しているという。

 「個性的な店を作りたい」という施主の来店も多く、近年は、販売から派生して店舗づくりのプロデュースも引き受ける。これまでに手掛けたのは、町田の焼き鳥店「ブルース」、バー「ランバリオン」、アトリエ「TITI」など約40店。

 「予算の限られた施主に工務店の役割を担ってもらう。当店のネットワークで「ひとり親方の職人」を紹介し、できることは施主自身にやってもらう。現場の雰囲気を共有することで、店舗が完成したときの満足感が高くなるし、自分でメンテナンスもできるようになる。『お金を払うからカッコイイ店を作って』という依頼は断っている」(富岡さん)。

 今後の展開について、「店舗向け什器の陳列を整えるほか、アート色を強くする予定。ギャラリーなどイベントスペース的な使い方も想定している」と話す。

 営業時間は13時~20時。月曜・火曜定休。

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