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町田のラーメン店勤務の女子プロボクサー「4度目の世界」挑戦

世界戦に挑む花形さん(左)、ラーメン店店主の佐々木さん。応援する選手のポスターやサインを店内に飾る。

世界戦に挑む花形さん(左)、ラーメン店店主の佐々木さん。応援する選手のポスターやサインを店内に飾る。

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 女子プロボクサーの花形冴美さんが7月、4度目の世界戦タイトルマッチに挑む。町田のラーメン店で週3日働きながら、再戦に向けてトレーニングしてきた。「自分らしく思い切り戦えば、結果はついてくる」と意気込みを見せる。

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 花形さんは学生時代にサッカーとハンドボールで活躍。日本代表入りを目指すも、「団体スポーツの難しさ」に挫折。北里大学で医学を学ぶなか、父の影響で始めた、「個人の力が発揮できる」ボクシングに取りつかれる。タイミングよく日本ボクシングコミッションが女子の試合を解禁(2008年)したことでプロに転向。花形ボクシングジム所属。拳の骨折に悩まされるも、OPBF東洋太平洋ミニフライ級王座を昨年3月に獲得。プロ戦績は12勝(6KO)7敗3分。

 4度目の世界戦はWBO女子世界アトム級タイトルマッチ。WBOはマニー・パッキャオや井上尚弥といったスター選手が王座を持つ権威ある団体。花形さんの対戦相手は1年前のタイトルマッチで、判定引き分けで敗れた池山直選手。池山選手は最年長防衛記録を持つ、「試合巧者」。

 「3度負けている世界戦。初心に戻り、ワクワクした初挑戦時の気持ちで戦いたい」と花形さん。「ケガや挫折からはい上がろうとする選手を応援している」とラーメン店「超純水採麺 天国屋」(町田市金森4)店主の佐々木昭一さん。自身もケガで野球を諦めた経験を持つ。「前回の世界戦で作った垂れ幕が無駄にならないように、タイトルを取れ!と言っている(笑)」

 タイトルマッチは7月11日、後楽園ホールで開かれる。

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