オリックス・レンテック(品川区)は9月27日、東京技術センター(町田市金森3)内に新設したロボットショールーム「Tokyo Robot Lab.2」を公開した。
今年1月に開設した最新型次世代ロボットショールーム「Tokyo Robot Lab.」に続く常設展示スペースで、自動搬送ロボットを中心に6メーカー8機種をラインアップする。延べ床面積は125平方メートル。
人と一緒にモノを組み立てることをサポートするような「協業ロボット」をラインアップした「Tokyo Robot Lab.」に対し、「Lab.2」ではモノを運ぶことに着目。新型ロボットの発売トレンドに対応したという。
ラボ内に設けた「業界初」という走行デモンストレーションエリアでは、複数の自動搬送ロボットが障害物を検知し自動停止する動作や、レーザースキャナーで周囲の空間距離を計測しながら走行する動作などを間近で見ることができる。
ラボ開設後は約1200人が見学に訪れ、大企業だけでなく中小企業の関心も高いという。「人件費の高騰、人手不足、働き手の高齢化を背景に、工場維持の問題意識がある」と岡本雅之執行役員会長。「日本のものづくり復活を我々が支援できれば。モノを持たない形で研究開発や製造したいというニーズに応えていく」とも。
同社では2022年3月末までに投資金額150億円、取り扱い台数3000台を目指すという。