Fリーグプレーオフ決勝第2戦、ペスカドーラ町田は名古屋オーシャンズに2対6で敗れ、通算成績0勝2敗で優勝を逃した。
前日の第1戦で敗れて後のない町田は序盤から果敢に攻めるも、セットプレーからルイジーニョ選手に強烈なミドルシュートを決められて0対1で試合を折り返す。後半立ち上がりに町田は決定的な場面をつくるも滝田学選手のシュートはポストに阻まれ、直後のセットプレーで失点してしまう。
優勝するには3点差以上の勝利が必要な町田は残り18分でパワープレーを展開するも、リーグ最少失点の名古屋の堅い守備を崩せない。懲戒処分を受けて出場停止のイゴール選手に代わって出場したGK小野寺優介選手が体を張ったプレーで何度も決定機を防ぐが、パワープレー返しで点差を広げられて終戦。2年連続で決勝に進出した町田の悲願の初優勝はならなかった。
2試合の合計得点は町田4点、名古屋10点。名古屋はMVPのラファ選手、ルイジーニョ選手、ヴァルチーニョ選手の3人が7点を奪う活躍。前線からの守備でも町田を苦しめた。
試合後、町田の岡山孝介監督は「リーグ戦でできていたプレーができなかった。3週連続の試合で疲労もあった。名古屋は守備のレベルが他チームよりも格段に高い。決めきれる選手が多くいて、守備の的を絞りきれなかった」と振り返り、「選手は全力を尽くしたので悔いはない。来シーズンはリーグとプレーオフで優勝できるように、この経験を生かしたい」と話した。