相模川のアユ釣りが6月1日に解禁された。今年は、昨年の1442万尾の約3倍となる4642万尾(5月26日時点)の天然遡上を相模大堰(海老名市)で確認。神奈川県内水面漁業振興会の調査によると、平成11年以降の観測以来で最も多いという。
昭和橋のたもと(相模原市南区当麻)では、友釣りとドブ釣りをそれぞれ楽しむ人が見られた。上流の上大島付近に比べると釣り人の姿は少ないが、釣果は上々。午前中の3時間のドブ釣りで約70匹を釣り上げた人も見られた。サイズは12~15センチ程度。
この付近で毎年、釣りをしているという相模原在住の男性は「大量遡上でエサが少なくなり、ここ数年のサイズはやや小ぶり。ただ、今日のアユは身がしっかりしていて発育がいい」と話し、開始1時間ほどで10匹以上釣り上げていた。