天皇杯3回戦が7月11日、町田市立陸上競技場で行われ、FC町田ゼルビアは鹿島アントラーズに1対5で敗れた。
町田はJ1クラブとのホーム初公式戦。平日18時半過ぎのキックオフにも関わらず、入場者数はリーグ戦のチーム平均を上回る5589人。この日に行われた3回戦の中では、浦和対松本、横浜ダービーに次ぐ3番目の数字。約1カ月ぶりの公式戦となる鹿島のサポーターも野津田に大挙し、ゴール裏を埋め尽くした。
町田は、天皇杯2回戦に近いメンバー構成。格上相手に引いて守ることなく挑んだが、鹿島の決定力に前半2失点。後半もコンパクトサッカーをサイドチェンジなどで攻略する鹿島の戦術に失点を重ねた。町田はMF戸高弘貴選手のシュートで一矢を報いたが、攻撃の組み立てから得点することはできなかった。
試合後、相馬直樹監督は「食らいつく姿をもっと見せたかった。あらためて鹿島はすばらしいチームだと思った。天皇杯はチャレンジする大会。次にこのような機会があれば、スタートから最後まで戦うメンタリティーを出せる試合をしたい」などと話した。