アメリカで活躍する相模原出身ピアニスト・作曲家、西田衣見さんのコンサートが1月22日、タカギクラヴィア松濤サロン(渋谷区、TEL 03-3770-9611)で開かれる。
西田さんは2014年、バークリー音楽大学・映画音楽学科へ留学。在学中に「Alf Clausen Award」を受賞し、ヴィクトル・ユーゴーの小説を題材にした「The Man Who Laughs(笑う男)」(1928年、ユニバーサルスタジオ)の音楽を作曲。カストロシアターのプレミア上映で生演奏とともに指揮を振った。
同大卒業後はアメリカを活動拠点として、映像作品の音楽作曲やミュージカルの音源制作、オーケストラピットのキーボーディストを務めるほか、世界各国の音楽家のアルバム制作にピアニストとして参加している。
日本では初めて開くコンサートは、同大学でジャズ作編曲を学ぶ垣本拓海さんとのピアノ・デュオ。オリジナル曲を中心に、ジャズ・クラシックなど「ジャンルの垣根を感じさせない」演奏をするという。
「4年間アメリカで映画音楽とジャズを中心に学び、日本にいた時には知らなかったような音楽・人との出会いもあった。それらの経験をこのコンサートに集約し、お客様に楽しんで聞いていただければ」と西田さん。「将来は、ピアノの演奏を続けつつ、日本人としての音を大切にしながら、世界の映画の音楽を作れるような人材になりたい」と抱負を明かす。
開演は19時30分。チケットは全席自由=当日2,500円(前売り2,000円、takumiemimusic@gmail.comに空メールを送信)。