探査機はやぶさ2が2月22日、目的地の小惑星リュウグウに着陸し、はやぶさの故郷・相模原市民らは偉業達成を喜んだ。
はやぶさ2の管制室が置かれた宇宙科学研究所に隣接する市立博物館は、タッチダウン運用のパブリックビューイングを実施。6時30分の開館と同時に会場のイスが埋まり、急きょ、会場を追加した。
市民が見守るなか、着陸を推定する第一報が予定より10分ほど早い7時49分ごろに届く。その後、着陸成功を確認できるデータが明らかになると、会場から「おめでとう」という掛け声とともに大きな歓声と拍手が沸き起こった。市内在住の50代男性は「前日の問題発生でどうなるかと心配したが、無事に着陸できてよかった。嬉しく、誇らしい」と笑顔を見せた。
JAXAはやぶさプロジェクトを応援する淵野辺駅周辺の「にこにこ星ふちのべ商店会」は、タッチダウン成功を祝し、「リュウグウカレータッチダウンバージョン」(梵蔵)、「ターゲットマーカーお手玉」(つるや呉服店)などの記念グッズやグルメを展開する。