ラーメン店「武蔵堂」2号店(町田市相原町)が4月16日、JR相原駅近くにオープンした。
太陽堂で経験を積んだ店主が7年半前に開業。豚骨スープ・鶏ガラスープの「味の二刀流」を掲げる多彩な創作ラーメンと出身地の金沢カレー、学生向けの大盛りサービスが人気。本店は相原駅から徒歩30分以上離れた立地で、車での来店客と近隣の法政大学生が多いという。
駐車場の契約変更による本店の売り上げ減少が出店理由の一つ。常連客つながりで、ニュースサイト「らばQ」の運営会社と業務提携。同社建物1階の空きスペースを改装した。
「カフェを開こうとしていた空きスペースを居抜きで使うつもりが、ラーメン店を開くには設備や客席をつくり直さなければならなかった。手づくり内装で苦労した本店の経験を踏まえて、今回は常連の職人さんにお願いした。いろいろと問題があったものの、2号店の床は平らになった(笑)八木重吉記念館と同じガラスを使った手洗いスペースが気に入っている」と店主の山城康範さん。席数はカウンター15席、テーブル5席の計20席。
メニューは、昔の中華そばをイメージしたというラーメン(700円)と油そば(700円)の2種類に絞り、ギョーザ(3個250円)、チャーシュー丼(350円)、生ビール(430円)、ハイボール(380円)などがサイドメニュー。ラーメンは鶏首ガラと煮干し、それぞれの出汁を混ぜて中細麺を合わせる。「本店のラーメンよりも濃い味を出した」(山城さん)。1日60食を提供する。
夫婦2人で2店舗を切り盛りするため、本店は昼、2号店は夜を中心に営業する。「本店の常連さんからは駅近くで便利になったと好評」と山城さん。「思っていた以上に客が多くて忙しいが、落ち着いたら金沢の酒うどんをアレンジしたラーメン、本店のラーメン、カツカレーも提供したい。道路整備が始まるまでの限られた時間のなかで、地元に愛される店になれば」とも。
2号店の営業時間は18時~スープ売り切れまで。土曜・日曜・月曜定休。
※2023年1月6日閉店