パールボウルトーナメント準決勝が6月2日に行われ、ノジマ相模原ライズはIBMビッグブルーに延長戦の末、33対40で敗れた。観客数は1805人。
4年連続の同カード。過去3戦すべて敗北している相手に対し、ライズはフィールドゴールで先制されるも、次の攻撃で同点に追いつくと、WR伊藤雅恭選手が71ヤードのパントリターンタッチダウンを決めて逆転。その後は、逆転、再逆転の接戦で第4クオーターに突入する。
ライズはRB宮幸崇選手のラッシュで4点リードの残り3分、65ヤードのロングパスからタッチダウンを許し、再々逆転されてしまう。それでも最後の攻撃でK鈴木健太選手が30ヤードのフィールドゴールを決めて同点。タイブレークの延長戦にもつれこむ。
コイントスで先攻のライズは4thダウンギャンブルで、QBジミー ロックレイ選手からTE藤本遼選手へのタッチダウンパス。意表をついた攻撃で先制する。しかし、IBMも4thダウンギャンブルでタッチダウンを決めて再び同点。
2回目のタイブレークはIBMが先攻。連続の守備で疲れが見えるライズディフェンス陣は、相手のラン攻撃は抑えたが、タッチダウンパスを決められてしまう。後がないライズ攻撃陣は4thダウンギャンブルのパスを通すことができず試合終了。昨年と同様、タイブレークで決着した。
試合後、須永恭通ヘッドコーチは「ここぞという場面での決定力が結果につながった。新しい選手やコーチ、スタッフが加わり、みんな献身的にやってくれて、手応えがあるシーズンだった。全員で振り返って、秋に向けてもう一回頑張ろうと思う」と悔しそうに語った。