伊勢丹相模原店ルーフガーデンで9月14日、コンテンポラリーダンス公演「人生を紡ぐように、時の流れを刻むように」が行われる。主催は相模原市民文化財団。
2020年東京オリパラの機運醸成と文化芸術事業を通して相模原市の魅力を発信する「さがプロ2020(2020 東京五輪・さがみはらプロジェクト推進本部)」の一環。相模原市民文化財団は2015年度、コンテンポラリーダンス公演の会場として可能性のある、市内の歴史的・文化的背景を持つ場所を調査。2017年度から市内各地で公演を実施している。
商業施設での公演は昨年の「ミウィ橋本」に続く。「買い物客で賑わう日常的な休憩スポットが、ダンス公演により、観る人にとって特別であり非日常的な場所になるように」会場を選んだという。
作品はすべて新たに制作。会場に縁のあるエピソードを交えたり、作品のために出演者を募集したりして、オリジナル性を高めた。演出・振付は、前年度に引き続き鈴木ユキオさんが担当。前年度の出演者の選抜メンバーを中心に鈴木さんのカンパニーメンバーが出演。昭和音楽大学生によるJ・S・バッハ「管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068」の金管五重奏とダンスのコラボレーションをプログラムに組み込んだ。
同財団の広報担当者は「群舞あり、鈴木さんのソロありの、あっという間の50分。開放的な百貨店の屋上が、音・カラダ・照明によって一夜限りのダンス空間となる新しい試み」と説明する。
上演は18時。鑑賞無料。少雨決行。