ブックオフコーポレーション(相模原市古淵2)は11月4日、同社が新たに設立する受け皿会社が今年7月に自己破産した洋販ブックサービス(YBS)から、青山ブックセンターなどの運営事業を譲り受けると発表した。
譲受事業の内容は、青山ブックセンター青山本店、六本木店など5店舗と流水書房青山店、成田空港店などの7店舗。譲受実行日は今月30日を予定する。譲受価格は2億5千万円。
新会社の名称は青山ブックセンター株式会社。資本金は5千万円でブックオフの100%子会社となる。売上見込額は年間25億円程度。
事業譲受の目的について、ブックオフは「YBSは今年7 月に民事再生法に基づく再生手続き開始の申し立てをしているが、主因は過剰な出店投資と兄弟会社への連帯債務によるもの。YBSによる既存の新刊書店運営事業の収益基盤は今後も底堅いと判断した。店舗運営を通じて、売り場づくり、マーチャンダイジングなどのノウハウを吸収したい」と説明している。