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町田で三島由紀夫展 「肉体」キーワードに、1964東京オリンピック回顧も

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 町田市民文学館ことばらんど(町田市原町田4、TEL 042-739-3420)で現在、「三島由紀夫展-『肉体』というsecond language」が開かれている。

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 没後50年、オリンピック開催年の特別企画。同規模での開催は2005年の神奈川近代文学館以来15年振り。

 生まれつきの虚弱体質で肉体的コンプレックスを持っていた三島が、肉体美を誇るギリシアの彫刻に引かれ、ボディビルで肉体改造に取り組む。その過程で、「他者と自分の現実感覚の一致を確信」し、「金閣寺」「鏡子の家」「憂国」などの代表作を発表し、作家としての充実機を迎える。

 鍛えられた肉体はその後、作品にも繰り返し描かれた、三島が心の深部で願う「悲劇」を実現するためのものとなっていく。同展は、「肉体」をキーワードに、端正な字で書かれた自筆原稿や創作ノート、書簡などから三島作品をひもとく。

 俳優として出演した映画のポスター、細江英公写真作品「薔薇刑」の杉浦康平、横尾忠則、粟津潔の各氏による装丁も展示。新聞社の特派員として1964年の東京オリンピックを取材したメモや観戦記も紹介し、作家の言葉から先の東京オリンピックを回顧する。

 開催時間は10時~17時。月曜・第2木曜休館。入場無料。1月25日、2月11日、3月22日の14時、担当学芸員が展示解説を行う。3月22日まで。

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