薬師池公園エリアの玄関口となる「町田薬師池公園四季彩の杜(もり)西園(以下、西園)」(町田市本町田)が4月17日にオープンした。
西園は都市計画公園で、敷地面積は9ヘクタール。薬師池公園や町田リス園、町田ぼたん園、七国山緑地などの観光施設や自然環境をつなぐ「ウェルカムゲート」として、観光案内所、直売所、ラウンジ、カフェ、クラフト体験工房などの屋内施設、130台分の駐車場などを備えるほか、育苗、農園、森林の各ゾーンで構成する。
園内は、谷戸山の地形を生かしたランドスケープ計画で、高低差を生かしたコテージ風の建物や眺望広場、菜の花畑が特徴。運営は、富士植木、日本コンベンションサービス、キープ・ウィルダイニングの3社で構成する指定管理者「NEST Machida」。
オープンセレモニーは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止。屋内施設は5月6日まで開業延期で、ひっそりとした幕開けとなった。町田市公園緑地課の担当者は「個人的な運動で公園を利用することは制限しないと東京都知事も説明している。イベントは周辺施設も含めてすべて中止したが、散策に利用いただければ」と説明する。