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薬師池公園エリアの魅力アップ-観光レク拠点、足湯など一体的に整備

薬師池公園

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 町田市は6月、薬師池公園周辺の観光施設や自然環境などを生かした拠点づくりに関する計画「町田薬師池公園 四季彩の杜(もり) 魅力向上計画」を公表した。2018年をめどに、鎌倉街道沿いにレストランや駐車場、バスベイなどを備える「四季彩の杜ゲートハウス」、ぼたん園付近に「足湯施設、食事、休憩施設」を整備するなどの内容を盛り込んだ。

計画の整備イメージ

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 薬師池公園は町田市を代表する公園。周辺には、町田リス園、町田ぼたん園、自由民権資料館、七国山緑地保全地域などの観光施設や歴史的資産、豊かな自然環境が存在するが、地域の魅力を一層高めるために、施設連携の強化や購入施設の設置、交通アクセスの向上などが課題となっている。

 同計画は、「四季を通して花・風景・回遊を楽しめる魅力ある公園」をコンセプトに薬師池公園周辺を一つの公園として捉え、豊かな自然環境、歴史・文化などを維持し、各公共施設の連携や地域資源を活用。ハードとソフトの両面から事業展開し、市内だけでなく市外からの集客も見込む。

 対象区域を薬師池エリア、七国山エリア、牡丹園エリアなど8つのエリアごとにテーマを設定。レストラン、足湯施設、昆虫の森、バーベキュー施設、収穫体験農園、イベント施設、駐車場、バス停、地域内移動手段、駐車場の入庫レーンなどを整備するハード事業と、フォレストアドベンチャー体験、トレイルラン、自然観察会、収穫体験、バーベキュー大会などのソフト事業を挙げる。

 今後、用地取得や事前環境調査の実施、各施設の改修や機能強化の連携を考慮しつつ、計画期間を5年と想定した2018年度をめどに段階的に整備を進める。

 薬師池公園に接する鎌倉街道(東京都道18号府中町田線)は町田街道付近から今井谷戸交差点まで拡幅工事が進み、薬師池交差点まで事業中。市公園緑地課の課長は「おそらく鎌倉街道の拡幅よりも先に施設が完成する。交通渋滞を悪化させないように歩道に切れ込みを入れてバスが停車できるスペース(バスベイ)を設置することを想定している」と説明する。

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