オーディオテクニカ(町田市西成瀬2)は6月17日、同社製ゲーミングヘッドセット対応ソフトウェア「Immerse with Audio-Technica」をリリースした。
ゲーミングヘッドセットの開発に注力する同社と、パーソナライズ空間オーディオを手掛けるアメリカの「EmbodyVR(以下、エンボディ社)」の共同開発。AIにより最適化された「圧倒的な没入感が得られる」ゲームサウンドを提供する。
ゲーム音の方向を認識するためには、耳殻やひだの形が大きく影響し、人が把握する音の特性は一人ひとり異なるという。Immerseは、右耳の写真1枚から実生活における音の方向認識の仕組みを反映した立体音響プロファイルを1分以内に作成。この技術を採用し、ゲームのサラウンドサウンドを個人の耳に合わせた最適なサウンドに変換する。
さらにエンボディ社のオーディオ・サイエンティストが、ユーザーの立体音響プロファイルとヘッドセットの応答特性を考慮したチューニングを施すことで、ゲームサウンドデザイナーが思い描く音の世界感を正確に再現。FPSでは音の指向精度を劇的に進化させ、ボスファイトでは圧倒的なスケール感を実現し、RPGでは音が一つの塊ではなく、各サウンドオブジェクトが別々の音として認識できるレベルで耳に届くという。
価格は1年プラン=1,599円、5年プラン=4,299円で、2週間トライアルは無料。ソフトウェアは、Immerse with Audio-Technicaウェブストアからダウンロードできる。