淵野辺駅北口のアーケードで8月22日、店先の歩道を使って営業する「ふちのべ街中テラス」が開かれた。主催は、にこにこ星ふちのべ商店会。
新型コロナウイルスで影響を受けた飲食店の支援策として、国土交通省が道路の占用許可基準を暫定的に緩和したことを受け、同商店会が県内で初めて実施。市内では他に橋本駅周辺の商店街が8月にテラス営業を始めている。
淵野辺は7月に続き2度目の開催。飲食6店舗、物販4店舗の計10店舗が出店し、店先に飲食や物販のスペースを設けた。歩道空間が狭くて占有許可の要件を満たせない店舗は、出店可能エリアの店先に共同でブースを設け、地元ボランティア組織「ふちのべ声援隊」のメンバーが販売を手伝った。
同商店会の萩生田康治会長は「日頃から祭りやイベントをまちぐるみで開いているので、このような機会を生かすことができた。テラス営業で店に入りやすくなったようで、これまでとは違う客層にも来店いただいている」と話す。
ふちのべ街中テラスは、占有期間の11月30日まで月1回(10月は2回)開催する。