Jリーグは9月28日、2021シーズンのクラブライセンス判定を公表。SC相模原が初めてJ2ライセンスを取得した。
同クラブのホームスタジアム「相模原ギオンスタジアム」は入場可能数が6291人。J2基準「入場可能数10000人以上15000人未満」を満たしていないが、2018年度に改正したスタジアムの例外適用「スタジアムを5年以内に新設し供用開始することを約束」により、承認された。
スタジアムに関するB等級基準では「屋根不足」の制裁判定。11月末までに屋根のカバー率不足への改善策もしくは構想の提出が求められている。
SC相模原は折返し地点の18試合を消化し、現在7位。全試合数の75パーセント開催などで、上位2チームに入ることができればJ2に昇格する。
同クラブの望月重良会長は「大きな、大きな一歩を踏み出すことができた。クラブ一丸となってJ2昇格という目標にチャレンジしていく」などとコメントを寄せている。
クラブは相模原駅前の相模総合補給廠一部返還地での「多機能複合型スタジアム」実現を目指している。広報担当者は「J2ライセンス交付を新スタジアムの追い風にしたい」と期待を寄せる。