町田市は10月5日、横浜市と図書館の相互利用に関する協定を締結した。両市民は11月1日から、互いの市の図書館所蔵資料を借りることができる。
横浜市立図書館は全18館、所蔵数は約413万冊。一度に借りられるのは、図書・雑誌=6冊まで。期間は2週間。横浜市の図書館で利用登録を行う必要がある。
町田市は1998年に相模原市、2007年に八王子市、2008年に京王線沿線5市、2012年に川崎市、2019年に大和市と、それぞれ協定を締結。今回の横浜市との協定で、町田市民は市外10自治体の図書館で本を借りることが可能となった。
市生涯学習部図書館の中嶋館長は「相互利用によって通勤ルートの途中で本を借りることができる。横浜市は蔵書数が多く、開港史のような特別な資料を利用したいというニーズにも応えられるのでは」と説明する。
なお、相模原市と横浜市は「広域利用協定」を結んでいないため、相模原市民は通勤または通学している場合を除き、横浜市内の図書館で本を借りることはできない。