相模原のホテル・温浴複合施設「Spa&Hotel JNファミリー」(相模原市中央区相模原7)が2月28日に閉店する。コロナ禍での売上減少、施設の老朽化が影響した。運営は温浴事業やアミューズメント事業などを手掛けるリラフル(厚木市)。
施設の老朽化が年々深刻化し、都度の改修工事でしのいできたが、コロナ禍による行動の自粛、消費の抑制による客数の減少、売上の減少が重なったという。「10年、20年先を見据えた結果、閉館を決定した」と支配人。
同施設は1983(昭和58)年、ホテル・温浴複合施設「サウナジャパンニューファミリー」としてオープン。1989(平成元)年、「スパ・パラダイスJNファミリー」にリニューアル。5つの内風呂と3種類のサウナ、クールルーム(男性のみ)がある大空間が特徴の浴場のほか、最上階には露天風呂を備える。
フィットネスルームやリラックスルーム、レストランもあり、市民の憩いの場として親しまれていた。行政機関が集まるエリアからも近く、ビジネス向けの宿泊施設としても利用されている。
「グランドフィナーレまで感染防止対策を徹底し、従業員一同、精一杯営業に努める」(支配人)。回数券やポイントは2月28日までに使用するように呼びかける。