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相模原で「軍都計画」展 相模大野周辺の変遷をたどる ウェブ公開も

相模原陸軍病院(米軍医療センター)

相模原陸軍病院(米軍医療センター)

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 日本陸軍施設の移転から始まった相模原の都市形成をたどる企画展が現在、相模原市立公文書館(相模原市緑区久保沢1、TEL 042-783-8053)で開かれている。

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 「軍都計画」展は、昨年に続き3回目。日本陸軍施設の移転と軍事都市計画(第1回)、キャンプ淵野辺の返還と土地利用(第2回)に続き、今回は「相模原陸軍病院(米陸軍医療センター)の変遷」に焦点をあてる。

 相模原陸軍病院は終戦後に接収され、米陸軍医療センターとなり、1981(昭和56)年に日本へ返還された。跡地は土地区画整理事業で整備され、県立相模大野高校(県立相模原中等学校)、ロビーシティ相模大野五番街、相模大野立体駐車場、相模大野中央公園、グリーンホール相模大野、外務省研修所、国家公務員宿舎、伊勢丹相模原店が立地する相模原市の南の玄関口となった。

 同展では、陸軍医療センターの返還、早期返還を求める市民運動、街づくりの計画、遺構などを公文書40点で紹介する。「返還後の相模大野のまちづくりの歴史をご覧いただける」と樋口一美館長。

 同展は新型コロナウイルス感染症感染防止のため展示期間を変更。新たな試みとして展示資料の一部を「ウェブ企画展」として公開している。

 開催時間は8時45分~17時。3月29日、4月以降の土曜・日曜、祝日など休館。入場無料。5月28日まで。

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