ノジマ相模原ライズ(相模原市南区新戸)は5月11日、元横浜DeNAベイスターズ石川雄洋さんのオンライン入団会見を開いた。
石川さん(34歳)は横浜DeNAベイスターズの初代キャプテン。プロ野球通算成績は1169試合、通算打率 .256、通算安打1003本。戦力外通告を受けて今年、現役を引退した。アメリカでの自主トレーニングの際、NFLに魅了されてアメリカンフットボールへ転身することを決意したという。
二塁と遊撃手で堅守を誇った高身長とスピードを生かし、ワイドレシーバーのポジションに挑戦する予定。プロ契約ではなく、他の日本人プレーヤーと同様に、選手登録枠(新人15名、全体65名)の獲得を目指す。チームには6月1日に合流予定。
石川さんは「アメリカンフットボールの世界は甘くないと思っている。これからまだまだやることがある。一歩ずつ頑張る」などと決意を語る。
石井光暢ゼネラルマネージャーは「日本最高峰のプロリーグで長年活躍したプロ意識が、既存選手の刺激にもなる」と期待を寄せる。
アメフトに挑戦する他競技のトップアスリートには、元横綱の花田勝さん(オンワードスカイラークス=相模原ライズの前身チーム)、ラグビー日本代表の山田章仁さん(相模原ライズ)などの例がある。