相模原市は6月28日、伊勢丹相模原店跡地(相模原市南区相模大野4)に建設する「(仮称)相模大野4丁目計画」の環境影響評価準備書を公表した。事業者は野村不動産(東京都新宿区)。
約1万平方メートルの土地に、高さ約170メートル、延べ面積約8万5000平方メートルの高層建築物を建設する同計画。昨年11月~今年1月に実施した環境影響評価方法書の縦覧では、高層建築物の建設に伴う風や日照、景観といった生活環境への影響について、市民や市長から懸念が示されていた。
準備書は、方法書に対する意見を踏まえて野村不動産が作成。市内最高の高層棟の階数が45階(約170メートル)から43階(約163メートル)に引き下げられた。落葉時期の景観フォトモンタージュも示されている。
環境影響評価準備書は8月11日まで市ウェブサイトや区役所の行政資料コーナーなどで公開し、環境保全の見地からの意見書の提出を受け付ける。準備書の説明会は7月23日と同26日の19時~21時、相模女子大学グリーンホール(南区相模大野4)で開く。