J2リーグ23節、FC町田ゼルビアはSC相模原に1対0で勝利した。入場者数は4011人。
前回に続き東京都の緊急事態宣言下でビジター席は非設置。相模原サポーター不在のなか、ノータイトルの「隣町対決」第2戦は静かに始まった。
前節は両チームとも難敵に勝利。試合は、ともにビルドアップしながらも攻め急がず、相手の出方を伺いながらリスクマネジメントを優先するような展開。時折り、相手の隙を突いてスイッチが入るも得点には至らず、スローペースのままスコアレスで終える。
後半、相模原の2枚替えに対して町田は同じメンバー。町田はダイレクトパスでバイタルエリアの突破を図り、相模原に揺さぶりをかけると、吉尾海夏選手が右サイドからカットインして左足でシュート。相手DFに当たり軌道の変わったボールがキーパーの逆を付いてネットを揺らす。
先制された相模原はユーリ選手らを投入。町田はJ1神戸から移籍した安井拓也選手が初出場。両チームとも次々に交代カードを切り、試合展開に動きが出るが、終盤の相模原の攻勢を弾き返した町田が勝利し、初のJ2対決を1勝1分で終えた。
試合後、ポポヴィッチ監督は「タフなゲームになると予想していた。試合はいい入りをしたが、決め切れなくても焦らずに粘り強く戦った。選手を誇りに思う」などと振り返った。
リーグは中断期間に入る、次のホームゲームは8月14日、ファジアーノ岡山と対戦する。