アメリカンフットボール・X1スーパーレギュラーシーズン第5節が10月30日、相模原ギオンスタジアムで行われ、ノジマ相模原ライズは東京ガスクリエイターズに33対7で勝利した。観客数は771 人。
年に一度のホームゲームが新型コロナウイルスの影響で、2年ぶりに入場者数を制限して開催された。前回のホームゲームで敗れた東京ガスとの再戦。共に今季1勝3敗。雪辱を果たし、4チームで争うセミファイナルに進出するうえで負けられない一戦。
序盤は互いに得点を奪えない拮抗した展開。試合が動いたのは第2クオーター(Q)中盤。ライズのランニングバック(RB)吉田光輝選手のランで前進した後、クオーターバック(QB)カート・パランデック選手がワイドレシーバー(WR)小坂恒介選手へ39ヤードのタッチダウンパスを通し先制。さらに第2Q終了間際、QBパランデック選手はWR八木雄平選手へのタッチダウンパスを通して加点。しかし、その直後のキックオフで東京ガスにキックオフリターンタッチダウンを決められ、14対7で試合を折り返す。
第3Qには、東京ガスの最初の攻撃をラインバッカー(LB)増山純季選手のインターセプトで封じると、ランプレーで前進し、フィールドゴールにつなげてリードを拡げる。その後も堅守で東京ガスの攻撃を封じ、ランプレーで着実にゲインを重ね、第4Qには2回のタッチダウンを決めるなど得点を重ねた。
試合後、ライズの城ケ滝一朗ヘッドコーチ(HC)は、「ディフェンスの健闘が光った。(前半の展開から)粘りの試合になるかと思い、『第3Qが勝負』と発破をかけた。オフェンス、ディフェンス、キッキングが一致団結してがんばった結果」と振り返る。次節のIBMビッグブルー戦について、「個人能力が高く、激しいプレーの多いチーム。まずはしっかりディフェンスにがんばってもらい、オフェンスがボールコントロールをしてロースコアゲームができたら勝機がある」と分析する。
次節は11月13日17時、富士通スタジアム川崎にて行われる。