東京都は12月20日、「町田3・3・36号相原鶴間線(高ヶ坂1期)」都市計画事業の認可を国土交通省から取得したと発表した。
町田3・3・36号相原鶴間線は、JR横浜線相原駅付近~南町田の国道16号線交差部を結ぶ延長約18.1キロ、幅員25メートル(4車線)。1961(昭和36)年に都市計画決定された。町田街道と並行する経路で、骨格幹線道路網の形成に寄与し、自動車交通の円滑化により交通渋滞の緩和を見込む。
高ヶ坂1期は、町田市民病院付近~町田中央公園~町田高校付近の鶴川街道交差部を結ぶ延長990メートル。高低差の大きい町田中央公園の北側は橋梁を、町田街道・鎌倉街道・鶴川街道など主要道路との交差部は信号機や横断歩道などをそれぞれ設置する計画だ。
一般部の幅員構成は、車道=片側5.5メートル、歩道=片側5.25メートル、中央分離帯=3.5メートル。自転車通行空間を整備し、電線類の地中化や街路樹の植栽を行う。車道は、町田街道などの周辺道路の交通状況などを踏まえて当面の間、2車線で運用する。
多摩モノレール延伸の導入空間として想定され、町田市は「多摩都市モノレール町田方面延伸加速化プロジェクト」として同区間の事業用地、約1000平方メートルを2019年に先行取得している。
事業費は95億円。用地補償の説明を行い、事業に着手する。事業期間は2030(令和12)年度まで。