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FC町田ゼルビア、チケット「時価」販売 ダイナミックプライシング試験導入

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 J2リーグのFC町田ゼルビアは2022シーズンのホームゲームでダイナミックプライシングによるチケット販売を試験導入する。

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 タイミングによってチケット購入価格が変わるダイナミックプライシング。試合日程、席種、市況、天候、個人の嗜好などに関するビッグデータ分析を基に試合ごとの需要予測を行い、需要に応じたチケット価格の変更を自動的に行なうことで、ファンのニーズに応じた「適正価格」で販売を行う仕組み。Jリーグでは2019年より、リーグ主管試合や一部のクラブのホームゲームで導入が始まった。

 ゼルビアは初導入。対象試合は2月~3月のホームゲーム4試合。企画チケット・車イス席・駐車券を除く全てのチケットに適用する。価格設定は、過去のゼルビアのチケット販売実績と販売期間中の販売実績を基にダイナミックプラスの独自の価格算出技術を活用する。

 変動価格は、上限=標準価格の150パーセント程度、下限=シーズンシート単価を下回らない、に設定するという。これをメインスタンド中央の「カテゴリー1」(大人4,000円)で計算すると、上限=約6,000円、下限=約2,920円となる。クラブ会員に対しては変動後の価格より10パーセントを割り引く。

 ゼルビアの広報担当者は「需要と供給を定量的に分析して、ファンやサポータに適正価格でチケットを提供することが目的。チケット販売における機会損出を減らし、収益の最大化を図りたい」と説明する。試験導入後の取り組みは販売データを見て決めるという。

 ゼルビアのホーム開幕戦はJ2リーグ第1節、2月20日にFC琉球と対戦する。

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