相模大野駅周辺のまちづくりを考えるワークショップが2月27日、相模原市南区役所で開かれた。
同地区はこれまで、伊勢丹相模原店やホール、公園などを含む「商業・文化の核」、相模大野駅やステーションスクエアなどを含む「商業・交通の核」、ボーノ相模大野を含む「魅力づくりの核」の3つの核を配置して、回遊性の向上や面的な賑わいの創出に取り組んできた。
しかし、伊勢丹の閉店、海老名や南町田など周辺都市の発展、新型コロナウイルス感染拡大などの影響を受けて来街者数が減少し、既存施設の老朽化も問題になっている。
ワークショップは、相模大野のポテンシャルを生かして既存の公共的空間などを活用しながら、市民・事業者・行政が協力してソフト施策を中心としたまちづくりに取り組むことが目的。
第1回のワークショップには、商業関係者やPTA、地域団体、大学、公募市民、大型商業施設(ステーションスクエア、ボーノ相模大野、相模大野モアーズ、ロビーファイブ)、関連企業(小田急電鉄、野村不動産)、約30人が参加。「相模大野のいいところ」「20年後のわたしと相模大野」をテーマに意見を出し合った。本村賢太郎市長も冒頭に参加し、ワークショップの成果に期待を寄せた。
ワークショップは7月まで計5回開催し、まちのコンセプトや公共空間の活用アイデアなどを検討。その後、具体的な取り組みにつなげるための検討を行う予定。