町田・芹ヶ谷公園(町田市原町田5)で8月21日、桜美林大学による光アートの展示が行われた。
同大学田中敬一ゼミの学生が構想から約4カ月かけて作り上げた。金魚を夏夜の楽しい縁日の象徴に見立て、無病息災を祈る「光ねぶた」として東屋の下に展示した。
素材は市内の竹林から採取し、竹細工の専門家から手ほどきを受けて加工。小学生が参加するワークショップも含めて、個性豊かな大きな金魚1体と小さい金魚64体を制作した。
東屋の周りは、市内で集めた花びらから染色した折り紙造形の花をあしらった「光の竹いかだ」を浮かべ、暗闇につつまれた園内に幻想的な風景をつくり出した。
制作した鈴木菜摘さんと中野杏海さんは、「一緒に金魚をつくった小学生が展示を喜んでくれてワークショップの苦労が報われた。不安な世の中、やさしい光でひとときの安らぎを感じてほしい」と話す。