WEリーグカップBグループ第2節、ノジマステラ神奈川相模原はINAC神戸レオネッサと0対0で引き分けた。入場者数は634人。
相模原の今シーズン初公式戦。WEリーグ初代王者の神戸をホームに迎え、菅野将晃監督が4シーズンぶりに指揮を執った。
試合は、相模原の立ち上がりが良く、神戸の攻撃を中盤で封じ込めてシュートチャンスを与えない。ただ、攻撃面では、ボールをキープするも、前線で数的優位を作れずに決定機には持ち込めない。
後半、神戸は横パスで相模原のスライドに揺さぶりをかけて、空いたスペースに速攻を仕掛ける。それでも、相模原はGK久野吹雪選手の好セーブや新加入・平野優花選手の落ち着いたプレーなどで強力な攻撃陣を完封。勝利は逃したものの、相模原の選手は笑顔で観客に手を振っていた。
菅野監督は「『今シーズンの相模原は違う』と期待を持ってもらえる試合ができた。チームを始動して2カ月で骨格はできた。この公式戦で筋肉を付けつつ、勝利を目指す」と話す。キャプテンの杉田亜未選手は「ゴールまで行くためには、選手の距離感を保って、相手が嫌がるところを狙わないといけない。チームとしてスプリント力を上げていくことも必要」などと課題を挙げた。