町田・つくし野にベーカリー「生はちみつ食パン ローズメイ」(町田市つくし野1、TEL 042-706-9551)がオープンしてまもなく半年になる。運営は、食品や基礎化粧品などの開発や製造を手掛けるローズメイ(森野2)。
気候の変化に左右されず酒造りができる四季醸造システムの開発で1955年に仙台で創業した同社。その後、玉川大学ミツバチ研究所と共同開発した「ハチミツ混合濃縮型ローヤルゼリー」やハチミツを使った食品を相模原や秋田で製造。完熟国産ネーブルを使った「オレンジスライスジャム」は1日3万個を売り上げるヒット商品になった。
ベーカリーは、3代目社長の「ジャムに合うパンを作りたい」という思いで出店。つくし野は秋田、さいたまに続く3店舗目。駅に続く遊歩道に面した商店街として賑わっていた「つくし野パークロード」で長らく空いていた建物に出店する。「昔から知っている街。パン屋さんが駅周辺にないことも知っていた」と原田青社長。
パンは、生はちみつ食パン(一斤580円)、ジャムにあうプレーン食パン(同420円)、オリーブオイルに合うパンドミ(同380円)など。乳化剤・保存料・香料を使用せず、低温長時間発酵で熟成させたパン生地を店内で焼く。もっちりした食感が特徴。現在は食パンが主力だが、今後、フランスパンや創作パンも加えていくという。
オレンジスライスジャム(1,512円)などのジャム各種、エクストラバージンオリーブオイル(2,052円)なども取り揃える。
駅周辺の人通りは少ないが、店を訪れる人は途切れることがあまりないようだ。「商店街の活性化につながるように、街の人に愛されて店を長く続けていきたい」(原田社長)
営業時間は10時~18時(パンがなくなり次第終了)。水曜定休。
※2024年4月20日閉店