FC町田ゼルビアは10月19日、J2リーグの今季ホーム最終戦でヴァンフォーレ甲府に1対2で敗れた。入場者数は3177人。
天皇杯王者を迎えての平日夜の延期試合。入場時、町田の選手は花道をつくる「ガード・オブ・オナー」で甲府の選手を讃えた。
試合は甲府に先制されるも、鄭大世選手がコーナーキックの折返しを頭で押し込み追い付く。しかし、後半アディショナルタイムに決勝点を与え、ホーム最終戦を白星で飾ることはできなかった。
町田はアウェーでの新潟戦を残して13位。シーズン後半に失速し、プレーオフ圏から脱落。3年プロジェクトで目標にしていたJ1昇格は未達に終わった。シーズン終了前にランコ ポポヴィッチ監督、唐井直ゼネラルマネジャーらの退任が発表されている。
試合後のホーム最終戦セレモニーで、町田の大友健寿社長は「万全の準備で臨んだ集大成のシーズンだったが、勝負の厳しさは残酷。J1強豪クラブなど様々なライバルがいる中で集客面でも結果が出ていない。もはや変化や進化ではなく、変容していく覚悟がないと選手に勝たせることはできない」と話した。