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町田ゼルビア、首位・新潟に競り勝ち 9試合ぶりの白星

ゴールを決めてベンチに駆け寄る山口選手(中央)

ゴールを決めてベンチに駆け寄る山口選手(中央)

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 J2リーグ第16節、FC町田ゼルビアはアルビレックス新潟に2対1で勝利した。入場者数は今季最多の6287人。

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 ここ8試合、未勝利13位の町田と無敗首位の新潟との対戦。新潟は試合前、トップチーム5人の選手が新型コロナウイルスの陽性診断を受けたと発表。スタメンを前節から5人替えて臨む。

 試合は、町田が前線から激しくプレスを掛けてシュートを狙うと、新潟も球際の強さで応戦。攻守の入れ替わりが早い緊迫した展開。新潟は17分、カウンターからキーパーと1対1の決定的場面をつくるが、ポープ・ウィリアム選手が右手1本で止めるビッグセーブ。

 そこから流れが町田に傾き、鄭大世選手がフリーキックを獲得。フィールド中央ゴールまで約35メートルの距離、山口一真選手がゴール右上隅にブレ球シュートを叩き込む。移籍後初の復活スーパーゴールで町田が1点リードして試合を折り返す。

 後半も開始早々、太田修介選手がカットインからシュートを放つと、キーパーが弾いたボールを鄭大世選手が体で押し込み2点目。新潟は終盤、鈴木孝司選手を含めて前線3人を投入し、攻勢をかけるとボックス内で鈴木選手がPKを獲得。これを自ら決めて1点差とする。それでも町田が猛攻をしのぎ、1カ月半振りの勝ち点3で6位に浮上した。

 試合後、山口選手は「大怪我をして精神的にきつかったが、自分を信じてやってきた結果。思い出深いゴールになった。負けたらもっと順位が下る試合で勝てて嬉しい」などと話す。ポープ選手はビッグセーブの場面を振り返り、「あれが入っていたらゲーム内容が変わっていたかもしれない。いい仕事ができたと思う」と話す。

 ランコ ポポヴィッチ監督は「全体的に狙っていた形でゲームを進められた。思っていたほど新潟は力を発揮できなかったようだった。チームの総合力で上回ったことが勝利につながった」と話す。

 町田の次のホームゲームは5月22日、ザスパクサツ群馬と対戦する。

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