FC町田ゼルビアを運営するゼルビア(町田市三輪緑山1)は10月24日、役員の新体制を発表した。大友健寿代表取締役社長が退任し、藤田晋クラブオーナーが代表取締役社長兼CEOに就任する。
大友社長は常勤クラブアドバイザーへ、下川浩之取締役会長は取締役を退任して相談役へ、土方周明監査役は退任する。
新体制への移行は12月1日。新役員は、取締役COO=上田武蔵さん、取締役=中山豪さん、監査役=前田孝浩さんで、いずれもサイバーエージェント出身者。FC町田ゼルビアの運営組織が2008年に株式会社化してから初めて「町田色」がなくなった。新体制への移行は12月1日。
就任について、藤田新代表取締役社長兼CEOは「今後は、これまで培ってきたゼルビアらしさを大切にしつつも、よりスピードアップ、スケールアップをしていくつもりです」などとコメントを寄せている。
クラブは同日、次期新監督に黒田剛さんが就任すると発表した。黒田新監督は1995年より青森山田高校の監督として、全国高校サッカー選手権大会優勝など大きな実績を残している。
就任について、黒田新監督は「私はこれまでプロの指導者としての経験がなく、私の就任について不安を感じられることもあるかもしれません。ただ、長きに渡り培ってきた『勝者のメンタリティ』はどのカテゴリーであっても、失われるものではないと信じております。これからは、FC町田ゼルビアの勝利のために全力を尽くす所存です」などとコメントを寄せている。