WEリーグ第8節、ノジマステラ神奈川相模原は大宮アルディージャVENTUSと1対1で引き分けた。入場者数は1451人。
今季ホーム2戦目は、勝ち点と得失点差で並ぶ5位相模原と6位大宮の直接対決。試合は前半、大宮が先制。後半、相模原は前線でボールを奪うと、藤原加奈選手がゴール前でディフェンダーを引き寄せて、中央の笹井一愛選手にラストパス。フリーになった笹井選手が左足でゴール右に流し込んで追いつく。さらに相模原は、浜田遥選手と平田ひかり選手を投入し、攻勢を強めたが逆転はならなかった。中軸の松原有紗選手と杉田亜未選手が欠場するも、代わりの選手がチームに貢献した。
下部組織のノジマステラ神奈川相模原ドゥーエから育成枠で出場した笹井選手がホーム2連続ゴール。この日は、ドゥーエが全日本U-18女子サッカー選手権大会の準決勝に初進出していた。笹井選手は「トップチームとドゥーエのどちらの試合に出場するかを選ばせてもらい、トップチームを選んだ。選んだ分、結果を残さなければと思ったし、試合前にドゥーエが勝ったと聞いていたので、『やらなきゃ』と思った」と話す。
相模原の菅野将晃監督は「選手たちにハーフタイム、『悪くなかったが、得点のにおいがしないぞ』と伝えた。前節の逆転シーンと同じような形で追いついたが、2点目、3点目を奪うためにもっと成長しなければならない」などと話す。
リーグは約2カ月の中断期間に入る。「目指している、『継ぎ目のない(シームレス)サッカー』を突き詰めるためにもっとハードワークしなければいけない。そのためのトレーニングをする」(菅野監督)