音楽座ミュージカル(町田市原町田4)が6月9日より、5年ぶりのホームタウン公演「泣かないで」を町田市民ホールで上演する。
今年に生誕100周年を迎えた遠藤周作氏の「わたしが・棄てた・女」が原作。これにちなんで、同ミュージカル発祥の地であり遠藤氏が1963年から1987年まで居住した町田から全国公演をスタートする。
1994年の初演を観劇した遠藤氏に「自分の作品でこんなに泣くとは、思わんかった」 「日本のミュージカルもここまで来たのか」と言わしめた同作品は、音楽座ミュージカルの中でもとくに演劇賞を多く受賞している。
劇団員は5年ぶりの町田公演に向けて「町田プロジェクト」を発足。全国公演のスタート地点を町田に定着させたいと、町田4公演の満員御礼を目指して周知活動にも励む。プロジェクトリーダーの小林啓也さんは「劇団が世界に羽ばたき、町田の誇りになれるように頑張りたい」と意気込みを見せる。
数々の作品で主役を務める森彩香さんは「『泣かないで』の上演は久しぶり。再演ではなく、今の私たちが向き合って、作品を届けたい」と観劇を呼びかける。
開演日時は、6月9日18時30分、6月10日13時・18時、6月11日13時。チケットの価格は、SS席=11,000円、S席=8,800円、U-25席=5,500円。一般発売は4月8日10時から。