町田の機械修理会社「エスアイオート」(町田市金森2)が5月5日、レトロアーケードゲーム大会「DREAM LESS LAND」を開いた。
同社の岩田智社長は約8年前より、機械修理のスキルを生かして、子ども時代に憧れていたというレトロゲーム機を収集して再生。会社の敷地内に所狭しとゲーム機が増えて、人目を引くようになった。
ゲーム大会は、コロナ禍前から子ども祭りや福祉施設などで開いていたイベントの拡大版で、自社で開くのは約1年ぶり。大会名は、「一連の取り組みが夢ではなく、現実」という意味が込められている。
会場では、コインゲームやクレーンゲーム、乗り物など約30台を無料開放。近所の子どもが次々と訪れて、簡単な操作で楽しめるレトロゲームに熱中し、おみやげのお菓子やキャラクターグッズを嬉しそうに受け取っていた。
ゲーム機が故障するたびに修理をこなしていた岩田さんは「子どもが触って壊しても構わない。オートバイのレースでメカニックもしていたので、すぐに対応できる。子どもに喜んでもらって、お礼を言われてとても嬉しかった」と笑顔を見せる。今後もゲーム大会を開いていきたいとも。