見る・遊ぶ

相模原「日本一の大凧」、4年ぶりに舞い上がる

新戸会場で揚がった8間凧

新戸会場で揚がった8間凧

  • 153

  •  

 相模原の伝統行事「相模の大凧」が5月4日、4年ぶりに大空に舞い上がった。

相模の大凧まつり会場

[広告]

 天保年間(1830年頃)から継承される同行事。「相模の大凧文化保存会」が、大凧作りと大凧揚げの技術を地域住民とともに受け継いでいる。8間凧(はちけんだこ)は125畳、重さ950キロで、毎年揚げる凧の中では日本一の大きさを誇る。

 相模川の河川敷の新戸会場には屋台が出店。鯉のぼりの下、大凧の展示や相模太鼓が披露されるなどして多くの人が楽しんだ。午前は、弱風で2間凧といった小さめの凧を揚げながら待機。

 13時頃、風速約10メートルの風が吹き始めると、約130人の凧揚げ要員が手分けして8間凧の準備を始める。多くの人が見守る中、開始の合図となる白旗が掲示。ついに8間凧が立ち上がり、風を受けてふわりと浮いた。

 公募で決まった大凧の題字は、「勝風(しょうふう)」。「災いに勝ち抜く頼もしい風が吹くことを祈念する」という意味が込められている。大空に舞う大凧に大きな拍手が送られた。

 同行事は明日も行われる。相模原市の会場は、新戸(新戸スポーツ広場)、勝坂(同)、下磯部(磯部頭首工下流広場)、上磯部(三段の滝下広場)の4カ所。座間市でも座架依橋上流の相模川グラウンドで100畳の大凧が揚げられる。

 開催時間は10時~16時。大凧揚げの時間は、風の状況による。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース