リーグワン2022-23 D1/D2入替戦第2戦が5月14日、海老名運動公園陸上競技場(海老名市)で行われ、三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、相模原)が豊田自動織機シャトルズ愛知(以下、愛知)に43対14で勝利し、第1戦の勝利と合わせて1部残留を決めた。
相模原が2シーズン連続で1部リーグを戦うのは、52年のクラブの歴史の中で初めて。2027年のリーグワン優勝を掲げて昨シーズンから取り組んでいるチーム強化の成果が現れた。
D1で10位の相模原と、D2で3位の愛知との対戦。試合は、ときおり強い雨が降る中、相模原が前半に風上から3連続トライを奪って主導権を握ると、愛知の反撃を2トライに抑えた。
試合後、今季限りで退団する選手のセレモニーが開かれた。16人の退団選手を代表して15シーズン在籍した阿久田健策選手は「16人は2018年のトップリーグ昇格、昨年のD2からD1への昇格、今シーズンの前半戦の躍進を支えた選手たち。これからダイナボアーズは日本一を目指し、ヘッドコーチとゼネラルマネジャーの下で躍進してくれると思う」と期待を寄せる。
さらに、「私は小学生の時にラグビーに出合って30年間、プレーできたことを誇りに思う。いつも温かく声援いただいたファンの皆さん、支えてくれた家族に感謝したい」などとあいさつで述べた。
岩村昂太キャプテン、グレン・ディレーニー ヘッドコーチはそれぞれ、「いいシーズンだった」と笑顔で振り返った。