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町田市在住の絵本作家、「怒りへの向き合い方」テーマに新作発表

新作を発表した新井洋行さん

新作を発表した新井洋行さん

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 町田市在住の絵本作家、新井洋行さんの新作「かいじゅうポポリは こうやって いかりをのりきった」(パイ インターナショナル)が5月24日、発売された。

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 同作品は、絵本作家と医師が協力して作る「これからを生きる子どもたちのための」絵本の第2弾。怒りっぽい「かいじゅうポポリ」を主人公に据え、友達付き合いの中で自分の気持ちと向き合い、爆発せずに上手に怒りと付き合う方法をユーモアを交えて伝授する。

 新井さんは東京造形大学デザイン科卒業。2人の娘と遊ぶ中でヒントを得て作った、「あけて・あけてえほん」シリーズが人気を博し、海外でも出版されている。

 監修は、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所知的・発達障害研究部部長の岡田俊さん(児童精神科医/医学博士)。怒りを抑える対処法や、怒りの感情に対する感覚的なことについてのアドバイスを受け、作品に反映させたという。

 けんかや怒っている人が周りにいることが苦手だという新井さん。作品について、「周りにいる怒りっぽい人たちが何人かいて、そんな人たちが繰り返しけんかすることがないようにと思ってこの絵本を描いた。感情的にならずに気持ちを込めて人に思いを届けてもらいたい」と話す。「できれば他の感情についても絵本にしていきたい」とも。

 仕様は、ハードカバーA4判変型、42ページフルカラー。価格は1,350円(税別)。

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