ノジマステラ神奈川相模原が7月18日、ノジマフットボールパーク(相模原市南区新戸)で2023-2024シーズンの初練習を行った。
昨シーズン9位に終わったステラはオフシーズン、杉田亜未選手、石田千尋選手、畑中美友香選手らが移籍し、松原有沙選手や石田みなみ選手が引退、多くの主力選手がチームを離れた。
菅野将晃監督は「昨シーズンの反省を踏まえて、一番大事なことは『ワンチーム』。それが今シーズンの結果に反映される。そのうえで、ステラのスタイルである『美しいサッカー』を体現し、ファンやサポーターに楽しんでもらう。そうすれば結果はついてくるし、10年、20年先にチームの力になる」と方向性を明かす。
現在の新加入は、MF榊原琴乃(AC長野パルセイロ・レディース、18)、MF加藤栞(アルビレックス新潟レディース、23)、MF平國瑞希(Ter Leede VR1、27)、DF菅能夏海(Actonians LFC、26)、DF常田菜那(伊賀FCくノ一三重、24)、川島はるな(サンフレッチェ広島レジーナ、30)の各選手(カッコ内は前所属チーム、年齢)。川島選手は3シーズンぶりの復帰。昨シーズン、下部組織から育成枠でプレーした笹井一愛選手とはプロ契約を締結した。
「技術や戦術、体力は必要だが、人間力がないとワンチームにフィットしない。それが選手を補強するうえで大事」(菅野監督)
初練習はランニングやボールフィーリングを約1時間行った。16選手が参加し、U-19日本女子代表候補に選ばれた笹井選手と榊原選手は不参加。大賀理紗子選手は「新しい選手も含めていい雰囲気で練習ができて良かった」と振り返る。
昨シーズンのWEリーグ優秀選手賞に選ばれた大賀選手。「ここ2シーズンはフル出場させてもらえている。出続けることにチームとして意味があると思う。今年こそはいい結果を出したい」と意気込む。
新加入の菅能選手とは日本体育大学の同期。「心強いし、また一緒にサッカーができてうれしい。ほんわかした選手なので、チームが和むのでは」。平國選手とは小学時代、YSCCコスモスで一緒にプレーしていたという。「接点のある選手が何人かいるので楽しみ」(大賀選手)
今シーズン初の公式戦は8月26日、ホームでセレッソ大阪ヤンマーレディースと対戦する。